uedai blog

日々のこと、読書日記、徒然なるままに思うところ

歌舞伎見てきた

学校で歌舞伎の講義を取っていましてね。
どうにも歌舞伎の観劇レポートを書かないと単位をくれないらしい…


というわけで!


歌舞伎座行ってきた!

意外とでかいです。
そして何よりも人がいっぱいいました!
一番早いやつで五重塔ってやつを見に行ったんですが、一幕見席の発売1時間前近くから並んでる人がいたようで…
友達と見に行ったんですが、正直焦りましたね。
俺は30分前で大丈夫だろとか高をくくってゆっくり自転車こいで進んでたんですが、突然電話で人多いからやばいぞって言われて焦って行きましたw
実際、人多すぎてめっちゃ焦ったw
獅童と勘太郎のW共演がどうのこうので人気があったみたいですね。


まあそんなわけで五重塔という歌舞伎を見ました。
ストーリーは五重塔建設の時の話。
谷中感応寺で五重塔建立の話が持ち上がり、大工の源太は女房のお吉、弟子の清吉とともに、住職の用人の為右衛門と対面します。ところが、どうにも源太の兄弟弟子である十兵衛がこの大仕事を任せてほしいと願い出ている様子。十兵衛は腕は確かなのですが、のっそり十兵衛と呼ばれるほどのろまで弱気です。十兵衛は自分の心に決めたことは曲げられない質なため、感応寺の住職に願い出ているという。しかし、住職は十兵衛と源太の二人で話し合い、答えを出すように諭します。十兵衛の女房のお浪は、源太夫婦への恩から十兵衛に五重塔の仕事を譲るように勧めますが、十兵衛は聞く耳を持ちません。そこに、源太が現れ、二人で協力して五重塔を建立しようと話を持ち出しますが…
といった話。チラシほぼ丸写しですw


どうやら幸田露伴の作品の五重塔が原作らしく、それ故に歌舞伎独特の空気というより演劇に近い感じがしました。
歌舞伎のあの独特な台詞回しが少なく(住職くらいかしら)、源太も十兵衛も時代劇レベルのしゃべり方でした。
なんだか今風な作りにしているのが多かったかなぁ。
例えば、光の効果で嵐を表したり、音も笛とか太鼓以外にもあったと思います。
あとは、源太が十兵衛の家に行き、話を持ちかけるところは、十兵衛の女房のお浪が面白かったですね。とてもユーモラスなシーンだと思います。
やはり、お客さんが減ったという現実があるため、今風に変わってくるということはしょうがないのでしょうか。
面白かったので全然かまいませんがw


歌舞伎座は残り300日でなくなってしまうらしいです。
学校の講義のため、という理由がなければたぶん一生に一度も見に行く機会がなかったと思います。
皆さんも一幕見席で良いので気軽に見に行ってみてはどうでしょうか?