uedai blog

日々のこと、読書日記、徒然なるままに思うところ

バタフライ・エフェクト見た

といっても去年の歳末深夜にやってたの見て感動して最近もっかい見たくなったからTSUTAYA行ったらなんか100円で借りられたのでラッキーと思って借りて一昨日見たんだけどまた見たくなったからさっき見てました


まあ要するに良い映画だよってことだよ!



あらすじ
主人公エヴァンは、時折記憶喪失をする少年であった。大学生となったエヴァンは、症状がなくなり平穏であったかに見えたが、ある日子供の頃より書いていた日記を読むと過去の記憶がない情景が現れ、過去に戻ることが出来ることを知る。エヴァンは、過去に戻り悲惨な過去を変え幸福な現実を手に入れようとするのだが、現実はそうもいかなかった。


本編の最初の方は、エヴァンの記憶喪失(後々理由が判明する)のせいで、ストーリー自体が断片的に進行していきますが、それこそがこの映画の脚本と構成がすばらしいと物語っているようなものなのです。
その後、大学生となったエヴァンは、ふいに日記を読んで過去の失われた記憶を思い出すことをきっかけに、自分の記憶を取り戻そうと探し始めます。このころのエヴァンは心理学専攻で記憶についての研究をしている設定。自分の失われた記憶への執着は大きいですね。
また、その記憶の情景の中でエヴァンはタバコのやけどをしてしまうのですが、なんと現実のエヴァンにも新しくタバコのやけどが出来ていたのです。
そして、エヴァンは日記を読むことで得た過去の記憶だと思われる情景とその当時の友人レニーや初恋の人ケイシーに確認しに行くことになるのですが、ケイシーはそのせいで昔のトラウマを思い出して自殺してしまいます。
エヴァンは、どうしても失ったケイシーを取り戻したいと思い、もしかしたらこの能力で過去を変えられるのではないかと考えるのですが……


タイトルのバタフライエフェクトっていうのは要するにカオス理論の一種のバタフライ効果のことで、ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こすといったように、些細なことがやがて大きな問題になってしまうといった感じの事です。


作品もそのとおりで、エヴァンがケイシーとの幸福を手に入れるために様々な分岐点で過去の改変を行うわけですが、結局不幸な結末に行き着くばかり。
最終的にエヴァンは、悲痛な決断をしなければならなくなるのです。


初めの方の断片的でよくわからない感じが障るかもしれませんが、最後まで見進めて、あーあのときはこういうことだったんだとだんだんと理解していくと脚本のすばらしさが分かると思います。
ストーリーも、エヴァンの苦悩や愛がひしひしと伝わってきて、そのあまりの残酷さに鬱になれます。


主人公の苦悩はノルウェイの森に通じるものがあるかな。
あとはラストシーンは秒速に通じるものがあると思いますw


とにかく傑作だと思うので見ることをオススメします。
TSUTAYAで100円で借りられるしね!