uedai blog

日々のこと、読書日記、徒然なるままに思うところ

1973年のピンボール


読み終わってから4,5日経ってしまったので、そのとき思っていた感情とかそういうものをここに書くことは難しい。だけど、書かないわけにもいかないので、やってみようと思う。


1973年のピンボール村上春樹の作品で、「僕と鼠もの」シリーズの2部作にあたる。小説では、「僕」と「鼠」それぞれの話が並行に進みます。
「僕」の話は、1973年に大学を卒業し、翻訳業を始めた「僕」に双子の女の子が現れ、共同生活を始めることになる話。そして、「僕」は1970年に夢中になったピンボール台「スペースシップ」を探し始める。
「鼠」の話は、1970年に大学をやめてから、故郷の行きつけのバーに入り浸る生活をしている話。そして「鼠」はふとしたときにある女に出会う。


やっぱり、一つ一つのものにくせをつけるのがすきなのかなぁ。なんか普通じゃないように語るのがうまいというか、なんというか。


村上春樹だから深いんだよねとか、そうやって勘ぐって読んだところで読めはしないので、雰囲気で読んだけど、読後はやっぱり変に落ち着く。そういう小説です。


羊も読んだけど、もっかい読もうかな。