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uedai blog

日々のこと、読書日記、徒然なるままに思うところ

好き好き大好き超愛してる。

愛は祈りだ。僕は祈る。僕の好きな人たちに皆そろって幸せになってほしい。それぞれの願いを叶えてほしい。温かい場所で、あるいは涼しい場所で、とにかく心地よい場所で、それぞれの好きな人たちに囲まれて楽しく暮らしてほしい。最大の幸福が空から皆に降り注ぐといい。僕は世界中の全ての人たちが好きだ。(冒頭文より)

タイトルと冒頭文でしびれてしまいますよね。
僕もTwitterでタイトル見て、書店で冒頭文読んでしびれて買いましたw
今日は、舞城王太郎の「好き好き大好き超愛してる。」を紹介します。
タイトル見ただけで鳥肌立ちそうですよねw現に石原さんは鳥肌立ったようですけど。


内容は、小説家である主人公と死んでしまう主人公の恋人柿緒の「恋愛」と「小説」をめぐる恋愛小説です。構成は、短編小説のようになっており、「冒頭文」、「智依子」、「柿緒Ⅰ」、「佐々木妙子」、「柿緒Ⅱ」、「ニオモ」、「柿緒Ⅲ」という順番になる。「柿緒」シリーズがメインで、他の短編はメインの話と独立しているが、読めば関連性がわかる。


まあとにかく何回でも言いますけど、超どストレートなタイトルとキリストか!と突っ込みたくなるような超どストレートな冒頭文にやられます。はずかしくなります。読み終わったあとにもう一度読むと哀しくなります。そんな小説、っていうのが一番だと思ったり。


「恋愛」と「死」にたいして、ひどく人間らしく文章化されている小説でした。主人公がかっこつけるわけでもなく、今風にストレートに感情を書いています。死んでしまうという事実とその上での恋愛だからこそ、冒頭の「愛は祈りだ。」に繋がるわけです。


文章をきらない(あえてだと思うけど、著者の書き方なのかな)ので、ものすごく読みにくいし、読んでて疲れるかもしれないですけど、だからこそ一人の感情の起伏だったり、脳みその中でどういう思考が動いているのかとか鮮明にわかるわけで、飾りっ気のない超どストレートな「恋愛」を感じることが出来ると思います。


いわゆる純愛ものとか、最近の恋愛小説とは変に違うものなので(「世界の中心で〜」もじってるっぽいし批判的?)、そういう読み方しても面白いですね。
まあ僕は、ストレートに思うままに読むことをオススメします。